安土桃山時代の伝統美を纏う
時代型仏壇 『桃山』
日本美術史全体の中でも際立って鮮やかな印象を与える桃山美術。
安土桃山は時代としては短命でしたが、長い戦乱期を終え富と力を得た大名や豪商の手により豪華で壮大な桃山文化が生まれました。
豊臣秀吉とその妻ねねの寺として有名な京都『高台寺』。ねねが秀吉のために建てたお寺です。
ねねの眠る霊屋(おたまや)には、桃山時代の華麗な蒔絵を施した階段や厨子(ずし)があります。
これらの蒔絵は高台寺の蒔絵として有名になり、それと同じ技法の蒔絵を総称し『高台寺蒔絵』と呼ばれるようになりました。
高台寺蒔絵は、平蒔絵、針描(はりがき)、絵梨地(えなしじ)などの技法を組み合わせ豪華絢爛に表現したもので、当時は斬新かつ画期的なものとされました。
この仏壇はそんな桃山美術の代表でもある高台寺蒔絵をふんだんに取り入れた現代と安土桃山時代を調和したお仏壇です。
具足を並べた背後の蒔絵は『花筏(はないかだ)』
花筏は川に流れる桜の花と筏の模様。涼やかな美しい構図ですが、これは釈迦の最後の言葉「世は無常である。お前たちは怠らずに努力しなければならない。」という言葉から表現した構図だとされています。
“あらゆるものはたえず動いて、一点に留まらない。移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはない”そんな美しくも儚い“今”こそを大切に生きるべきだと伝えているのです。
何気ない構図であってもお釈迦様の大切な教えが表現された蒔絵です。
また、仏の背板と側面に描かれた蒔絵は秋草蒔絵と言います。
高台寺蒔絵の代表作のひとつで、黒漆を背景にして金の平蒔絵で秋草が描かれています。
菊と紅葉の蒔絵がとても美しいです。
そして、こちらの階段は高台寺霊屋(おたまや)の基壇を再現しています。
伝統の美を、現代にも残る文化に調和させた美しいお仏壇です。
時代型仏壇 『桃山』
桃山美術の代表でもある高台寺蒔絵をふんだんに取り入れた現代と安土桃山時代を調和したお仏壇。
商品概要
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材質
欅
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台輪
欅厚板貼り
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戸板
欅薄板貼り
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主要心材
木質繊維板(MDF)
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表面仕上げ
ウレタン仕上/オープン塗装
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メーカー
アルテマイスター保志
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原産国
日本
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寸法
高さ125cm/幅48cm/奥行44cm
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価格
1,620,000円(税込み)