こんにちは。

本日は、ガラス工芸家のノグチミエコ氏が主催している吹きガラス工房「fusion factory」 が製作した仏具《吹きガラス　五具足》より、紫紺色・萌黄色のご紹介です。

以前ご紹介いたしました、映画にも使用された《綫 金茶色 吹きガラス》と同じシリーズです。

紫紺色

古くは万葉集にも詠まれた伝統ある高貴な色です。

深い紫色のグラデーションに所々キラキラ光る金箔がとても高級感のある仏具です。

落ち着いた気品のある色合いなので、シックな装いのお部屋にもぴったりな作品です。

萌黄色

平安時代より愛されていた新緑の若木の色。

緑色のグラデーションが涼しげで爽やかな印象です。

優しい色合いに柔らかな形が、心も穏やかになれるような作品です。

世の中にない仏具を作る、というところから始まった野口氏の考えるデザインは、アーティストならではの新しい発想から生まれた、今までの仏具にはなかったモダンアートを連想させるような雰囲気です。

野口氏「ガラスの色は化学変化でできていますが、決して計算だけで作れない。ガラスは生きものなんです」
その言葉の中にも、作品に対する職人(作家)のこだわり、ひとつひとつ違う手作りの良さが感じられます。